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生理不順の原因とは?

 
生理不順の原因は、主に女性ホルモンの乱れによるものです。

 

女性ホルモンは、ストレスや体調不良などのチョットした影響でも分泌が乱れる、
非常にデリケートなものです。

 

放置すると、子宮や卵巣の病気、不妊につながる危険性もあるので、
軽く見ることはできません。

 

女性ホルモンの分泌が乱れる原因とは、どのようなことでしょうか?
以下に、主な原因を挙げました。
  • 朝食を抜くなどの不規則な食事
  • 激しい運動
  • 無理なダイエット
  • 慢性的な疲労
  • 人間関係などの精神的なストレス
  • 転職や引っ越しなどの環境の変化
女性ホルモンの分泌は、このようなことで簡単に乱れてしまいます。

 

では、なぜ女性ホルモンの分泌が乱れると、
生理不順を引き起こすのでしょうか?

 

卵巣機能が低下すると、女性ホルモンが不足します。
生理が正常に来るためには、脳から卵巣へ「女性ホルモンを出しなさい!」
という命令が出て、その命令を受けた卵巣が、卵を育てて女性ホルモンを
きちんと出す必要があります。

 

しかし卵巣が疲れてしまったり、「多嚢胞性卵巣」のような体質的な異常で
卵巣が上手く機能しなくなると、女性ホルモンが足りなくなってしまい、
生理不順を引き起こすのです。

 

卵巣が疲れてしまう原因としては、やはりストレス、冷え、不規則な食事、
卵巣のう腫などの病気、加齢などが挙げられます。

 

また、卵巣は正しく働いていても、脳が卵巣にきちんと命令を出していない
ことがあります。

 

これを「視床下部性」とか「下垂体性」、「中枢性」と言ったりしますが、
この場合は「脳」に原因があるということです。

 

卵巣に命令を出している「視床下部下垂体」は、ストレスに非常に弱いため、
すぐにダメージを受けて、正常に命令が出せなくなることがあります。

 

そして、脳が受けるダメージの中で、一番大きいのは
「体重の減少」によるストレスです。

 

つまり、過剰なダイエットで急激に体重を落としたりすると、
脳はとても大きなストレスを感じ、卵巣への命令をストップしてしまうのです。

 

これを「体重減少性無月経」と言い、ひどくなると治療が難しく時間が掛かって
しまう怖い病気です。

 

その他、生理不順の原因


女性ホルモン以外のホルモンが、脳の働きを邪魔して生理不順を
引き起こす場合もあります。

 

「プロラクチン」という、母乳を作るホルモンがたくさん出過ぎると、
出産後でなくても授乳中と同じ状態になってしまい、排卵が止まります。

 

胃薬や精神安定剤の中には、副作用の1つとしてこの「プロラクチン」を
異常に高くしてしまうものがあるので、薬を飲み始めたら生理不順になった
という人は、薬のせいではないか婦人科で確認すると良いでしょう。

 

また、甲状腺で作られる「甲状腺ホルモン」は、出過ぎても足りなくなっても
卵巣の働きを妨げてしまうことがあります。

 

甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症がもともとある人は、ホルモンが
きちんとコントロールできているか、病院で検査を受けることをオススメします。

 

 

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