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生理痛の症状って、ホントに不快ですよね

 
生理のときには、何らかの不快症状はつきものです。
生理痛の不快症状、また生理痛以外にも、
どのような種類があるのか、おさらいしてみましょう。

 

生理痛(月経痛)
毎月のように痛みを感じる人、たまに痛い人もさまざまで、
同じ人でも月によっては、生理痛が軽いときや重いときがあります。

 

生理痛で痛む場所は、お腹や腰や頭など色々です。
中には吐き気を感じる人もいます。
痛み方もズキズキ痛かったり、シクシクと重苦しく感じたり、
張るような感じがしたりと、人によって痛みの出る場所や痛み感じ方も違います。

 

痛みは生理開始と同時に始まる場合や、生理の1〜2日前から始まることもあり、
その期間も1〜2日で治まる人や、生理中ずっと痛みを感じる人もいます。

 

痛みがひどく寝込んでしまったり、鎮痛剤を飲まないと仕事や勉強、
家事などの日常生活に支障が出る場合もあり、これを月経困難症と呼びます。
その中でも、ある時期から次第に痛みがひどくなってきた場合は、
子宮内膜症や子宮筋腫などが疑われる可能性もあります。

 

月経困難症
寝込むほど生理痛がひどく、日常生活にも支障をきたすなど、
治療を必要とする症状をいいます。
症状は、生理痛、下腹痛、腹痛、膨満感、吐き気、頭痛、食欲不振、
イライラなど、さまざまです。
ホルモンバランスの乱れが、原因の一つと思われます。

 

生理不順(月経不順)
次の生理がくるまでの期間が長かったり、逆にひと月たたないうちに、
すぐに次の生理がきてしまうなど、月経周期の間隔が安定しないことをいいます。

 

正常な月経周期の目安は月経の始まりの日から数えて25〜38日です。
この月経周期をコントロールをしている視床下部の下垂体が、ストレスなどを
受けることで、ホルモンの分泌に影響をきたすと、脳からの指令が順調にいかないため、
卵巣の機能が低下し、排卵が遅れたり停止する可能性があります。

 

また、排卵が起こらないと普通月経も起こらず、生理不順や
無月経になったりします。生理痛の不快症状とは異なるものですが、
身体の異変なので、不安になったりしますよね。
生理が90日以上こない場合は無月経なので、すぐに婦人科を受診しましょう。

 

貧血
貧血の症状は「めまい」が代表的ですが、その他にもめまいがする
  • すぐに息が切れる
  • 動悸がする
  • 疲れやすい
  • カゼをひきやすい
  • 頭がクラクラする
  • 目の下にクマができる
  • 肌がくすむ
などがあります。

 

まったく自覚症状が出ない人もいますので、注意が必要です。
女性の貧血は、生理の出血が原因になっている場合がほとんどです。
貧血は血液の濃度が薄くなってしまうために、酸素を十分に
体に行き渡らせることが出来なくなり、酸素不足の状態になります。

 

酸欠状態が長く続くと、体の免疫力や体力が落ち、心臓に負担を
かけることになるので、心臓肥大や心不全や不整脈などの重大な
病気になることがあります。

 

腰痛
腰痛は、なんとなく重たく違和感を感じる腰痛から、腰が痛い
寝ていてもつらい腰痛までさまざまです。

 

日常生活に支障をきたすほど痛い場合は、すぐに
婦人科を受診しましょう。

 

婦人科系が関係する痛みとしては、
生理前症候群(pms)や
骨盤内の臓器(子宮や卵巣など)に異常があり、
痛む場合もあります。
また、子宮が後に傾いている人などの子宮後屈の人などは、
生理痛の不快症状が、腰にくる場合が多いようです。

 

ダルい・疲れる
何をやっていてもダルくて、すぐに疲れてしまったり、
まったく何もする気にならないなどの症状が出ます。
この症状の場合は、まずは貧血や甲状腺疾患や膠原病などがないかを
病院で確認しましょう。

 

それ以外では、卵巣機能が低下することで体調が悪くなったり、
冷えや疲れ、うつ症状があらわれることもあります。
(ストレスや疲労が溜まった場合もこの症状が出ることがあります)

 

つらい場合は病院を受診し、病気が隠れていないかを確認しましょう。

 

イライラ・不安
生理前や生理中では、とくに理由もないのに、
イライラや不安に襲われてしまうことがあります。

 

気力もなくなり、落ち込んでしまい、うつ状態になってしまったり、溜息
人や物にあたってしまい、後悔してしまうなどの
ことがあります。ホルモンバランスの乱れ以外に、
生理痛の不快症状による影響があります。

 

このようなイライラや不安の症状が現われるのは
生理前症候群(pms)、ストレスや疲労、
更年期による場合もあります。

 

肌の乾燥
「なんだか化粧のノリが悪い」と感じることはありませんか?
肌がカサついて、冬でもないのに手足が荒れてしまうなどの症状が出ます。
これは細胞内の水分量が低下することで起きます。

 

また、肌の表示の奥のコラーゲンやヒアルロン酸が減ることで
保湿力が低下して起こります。

 

肌の状態を維持しているのは女性ホルモンの「エストロゲン」で、
生理前二週間は肌のトラブルが多い時期になります。

 

吹き出物
頬や小鼻、額、アゴ、首にニキビや吹き出物が出ることもあります。
吹き出物が出やすい時期は生理前で、寝不足やストレスが
溜まっているときなども出やすくなります。

 

生理前はホルモンのバランスが不安定になりやすく、吹き出物が
できているときは肌だけではなく、身体の中も不調というサインなのです。

 

乳房痛
生理前になると乳房が張ったり、痛くなったりすることがあります。
とくに黄体期に乳房痛を感じやすくなりますが、これは排卵後に分泌される
黄体ホルモンの影響と考えられます。
ストレスや疲労などの体調不良でも、強く乳房痛を感じる場合もあります。

 

生理前症候群(pms)
月経前症候群とも言い、生理前10日くらいから始まる、
さまざまな不快症状のことをいいます。
イライラしたり、うつ気分になったり、不安になったりの精神的症状や
乳房痛やむくみなどの身体症状などがあらわれます。

 

生理前に卵巣から出される「プロゲステロン」という女性ホルモンが、
急激に増減するための変動によって、自律神経がバランスを崩すことで
不調をきたすのではないかと考えられています。

 

実は、「生理がくる」=「生理痛になる」というのは、間違いなのです。
生理痛は改善できます。

 


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